高値売課長
今回はマンション売却経験者に聞いたマンション売却で大変な思いをした実体験についてご紹介したいと思います。
マンションの売却では大変なことが色々と起こりえますが、それをあらかじめ知っておくことで、それなりの心構えや対応もできます。
実際に大変なことが起こった際にパニックになることがないよう、その概要だけでも事前にをしておきましょう。
それでは早速、具体的な体験談をご紹介していきますね。
マンション売却で大変な思いをした12の体験談
1.不動産屋さんを断るのが大変
不動産を売却するにあたって数社の不動産屋さんに査定を依頼し、最終的にそのうちの1社に売却をお願いすることにし、それ以外の不動産屋さんに断りの連絡を入れたところ、しつこく、うちに任せて下さいと食い下がられ、大変だった。
中には怒り出す営業マンもいた。
特に無料査定のチラシを入れている不動産屋さんは微妙なところが多い気がする。
下手打さん
面倒くさいなあ。
高値売課長
断ったりするのが苦手という方は、一括査定サイトのようなものを利用する方がいいかもしれません。
一括査定サイトでは、サイト運営者が、不動産屋さんをある程度スクリーニングしていますので、断っているのに、しつこく営業をかけられるような心配は比較的、少ないとおもいますよ。
2.売却するまでに時間がかかって大変
「このマンション限定で物件をお探しのお客様が2組いらっしゃいます!」というチラシが入っていたから、問い合わせをして売却を任せることにしたのに、最初の内覧が入ったのは2ヶ月が過ぎたころ。
営業マンを問い詰めると「どちらのお客さんも結局、他のマンションを購入されまして」と見え透いたウソ。
お客さんがいるのなら、すぐに売れるだろうと思っていたのに、最終的に購入申し込みが入るのに5ヶ月もかかってしまった。
高値売課長
そして、こういうウソを平気でつく不動産屋さんにマンションの売却を任せても、売主さんにとって満足のいく結果になるはずがありませんよね。
十分、気を付けて下さいね。
3.何度も値下げをする羽目に
複数の不動産屋さんに査定を依頼したところ、1社が予想以上に高い査定をしてくれて他社の査定価格について「こんな価格安売りしてはダメですよ。」と熱心に説得してくれたから売却を任せたのに全く内覧が入らずに何度も値下げ。
結局、他社の査定金額より約400万円も安い金額で売却することに。
こんなことなら最初から他の不動産屋さんに任せておけばよかった。
下手打さん
高値売課長
今はネットで簡単にマンションの相場価格を調べることができる時代。
相場とかけ離れた高値に売出価格を設定してしまうと、内覧すら入らなくなってしまいますので。
決して欲張りすぎずに適切な価格設定を心がけましょう。
4.価格交渉が大変すぎる
売りに出して1週間ほどで購入の申込みが入ったが購入希望金額は売出価格1980万円から380万円も安い1600万円。
いくらなんでもと思い断ったら、購入希望金額を50万円づつ引き上げながら、何度も同じお客さんから交渉が入る。
結局、他のお客さんから1900万円で購入申し込みが入った段階で最初のお客さんも1900万円まで上がってくれたので、同一金額なら、先に申し込みをした順ということで最初に購入申し込みがあったお客さんに売却することに。
結果的にあの価格交渉はなんだったのかと思う。疲れた。
高値売課長
通常、売出し開始から1週間ほどで、これほど大きな価格交渉があれば、営業マンの段階で門前払いをするはずですから。
このようなケースではたとえば「まだ、売りに出したばかりなので、しばらくは1900万円以下に値下げするつもりはありません。」などと、具体的に最低金額を示して断ってしまえば良いでしょう。
5.営業マンが無策
内覧が全く入らないのに営業マンが何の解決策も提案してくれない。
こちらが「何とかする方法ないんですか?」と聞いても「そうですねえ。」と言いながら困った顔をするばかり。
その後、媒介契約が切れたので、他の不動産屋さんに売却を依頼したところ、色んな提案をしてくれた。
残念ながら、新しい不動産屋さんでもすぐに売れたわけではなかったけれど、色々やってくれていることがわかっていたので、信じて待つことができた。
何も考えていない営業マンは本当にダメ。
6.掃除が大変
夫婦共働きで普段、休日に掃除機をかけるくらいしかしていなかったため、掃除が何しろ大変だった。
結局、最初の内覧には間に合わず、ガステーブルがギトギトのままで内覧してもらう羽目になり、随分、恥ずかしい思いをした。
水回りの掃除をするのに土日を2回も潰すことに。
下手打さん
高値売課長
なお、ハウスクリーニング業者を利用する場合には、少しでも費用を抑えるために、必ず、相見積もりをとるようにして下さいね。
7.深夜の内覧対応が大変
購入希望者が午後10時からしか、時間がとれないということで、その時間の内覧に応じることに。
さらに15分ほど遅刻し、午後10時15分ぐらいから午後11時すぎまで内覧して帰っていった。
奥さんの方は一応、「遅くにすいませんでした。」と言っていたが旦那の方は不愛想なまま。
夜遅くの内覧は2度と受け入れまいと思った。
高値売課長
だから先方が「絶対に購入したい!」と思っているというような事情がないのであれば、夜間の内覧を断ってしまっても、特に問題ないと思います。
先方が本気であれば、多少の無理をしてでも、昼間等に時間を作って内覧にくるはずです。
8.リフォームが割に合わなかった
営業マンの「リフォームする方が絶対に早く、高く売れる」という言葉を信じ、キッチンとトイレの入れ替え、リビングの壁紙の張替えのリフォームを行うことにした。
その結果、早く売れたとは思うが、高く売れたとは到底、思えない。
正直、営業マンの都合でムダな出費をさせられた気がする。
高値売課長
故障個所や通常の許容範囲を超える汚れなどがあって、どうしてもやらないといけない場合でも、なるべく最低限の範囲で行うようにして下さい。
9.営業マンが不誠実
こっちは内覧がなかなか入らなくて気をもんでいるのに、営業マンから何の連絡もない。
しびれを切らして、こちらから電話をし「2週間に1回は連絡を入れてくれる約束なんじゃないですか?」と問い詰めると、「何度か電話をしたんですが、つながらなくて。」と言い訳。
「着信履歴なんて残っていませんよ。」と言うと、「電話番号を間違えたのかもしれません。」などと平気でうそをつく。
査定の時は本当にいい感じの人だったのに、本当に不愉快。
高値売課長
だからこそ、より慎重になって営業マンの人となりを見極めて欲しいと思います。
10.長時間の重説
営業マンにうながされて、本来、売主には必要のない重要事項説明に同席したところ、買主が信じられないほど、細かいことを質問しはじめ、ものすごく長時間(3時間以上)になって大変だった。
私もだけど、営業マンと宅地建物取引士の人もぐったりしていた。
11.土壇場で共有者が翻意
母の不動産を共同相続した妹に任せると言われたので、不動産屋さんにお願いし売却しようとしたところ、契約の直前になって妹が「やっぱり売りたくない」と言い出して大変だった。
持っていても固定資産税がかかるだけだし、維持管理費も大変になるよ、と説得しようとしたが、薄情者呼ばわりされる始末。
なんとか最終的に妹も同意し、売却することができたが、その際のごたごたをきっかけに気まずくなり、ほぼ絶縁状態になってしまった。
高値売課長
お忙しいかもしれませんが、一度は直接、会われて細かい点まできっちり合意しておくことを強くおすすめします。
12.売却後のクレーム
マンション売却後に「近所の方からマンションの室内でおじいさんが亡くなられたと聞いた。なぜ、契約前に言ってくれなかったのか」とクレームが入った。
「倒れたのはマンションの室内だが、亡くなったのは病院ですよ。」と返答したが、同じことだといって損害賠償請求をすると言われた。
結局、双方の不動産屋さんを交えて数回、話し合いを重ね、50万ほどの金額で示談。
出費も痛かったが、話し合いの最中は先行きが見えずに胃に穴があきそうだった。
あんな思いは2度としたくない。
高値売課長
事前に直接、聞かされていれば、なんてことないようなことも、後になって他人から聞かされると大事に感じてしまいがちですので。
高値売課長
以上がマンション売却で大変な思いをした12の体験談になります。
事前の心構えさえあれば、避けることができたはずのことが大半だと思いますので、あなたは同じ轍を踏むことがないよう、十分、注意して下さいね。
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