マンションの売却は相見積もりをとるべき?注意点は?

マンション売却時、相見積もりをすべき?

ご質問の内容

マンションを売却する際には複数の不動産会社から相見積もりをとるべきでしょうか?

相見積もりをとる際の注意点などあれば教えて下さい。

また相見積もりをとった後の断り方って、どうすればいいのでしょうか?

知り合いが「他の不動産屋さんに任せることにしたからと断ったのに、いつまでもうちにも任せて下さいと、しつこく電話がかかってきた」という話を聞いたので、ちょっと心配になっています。

回答

絶対に相見積もりというか、複数の不動産会社、できれば3社以上の査定を受けるようにするべきです。

1社や2社だけでしか査定を受けないと、その査定金額の妥当性を検証しにくいからです。

不動産会社には常に不当に安い査定、もしくは不当に高い査定を行おうとする動機が働きます。

それを確実に防いで適正な査定金額を把握するためにも、最低でも3社以上の査定を受けるようにして下さい。

下手打さん

不当に安い査定をするというのは、要するに自社で安く買い取ることができるようにするためですよね?

高値売課長

まあ、そういうことですね。

あとは自社で買取りを行っていない場合でも、安く査定をしておけば、買取りを行っている他の不動産会社に物件を紹介することによって、両手仲介とすることもできますからね。

(両手仲介というのは不動産会社1社で売主、買主双方の仲介を行うこと。双方から仲介手数料を受け取ることができるため、不動産会社にとっては利益が大きくなる。)

下手打さん

なるほど、そういうこともあるんですね。

ちょっと、ピンとこないのが不当に高い査定を行おうとする動機があるという部分です。

これはどういうことなんでしょうか?

高値売課長

不動産会社としては他に査定を行っている不動産会社がある場合には、不当に安い査定をすることが難しいとしても、最低限、自社に売却を任せてもらえるようにしたいわけです。

で、マンションの売主さんとしては、当然、少しでも高い査定をしてくれた不動産会社に売却を任せたくなりやすいですよね。

そこで、他に査定を行っている不動産会社がある場合には、自社に売却を任せてもらえるように不当に高い査定を行う不動産会社が非常に高い確率で出現するんです。

下手打さん

なるほど、そういうことですか。

高値売課長

不当に高い査定を真に受けて、その査定価格でマンションを売りに出すと売却期間が長くなってしまうのはもちろんのこと、長く物件が市場にとどまっていることから売れ残り物件感が強くなり、結果的に相場価格より、安売りしなければならなくなる可能性が高くなります。

そういった意味では不当に高い査定を真に受けてしまうのは、マンションの売主さんにとって、かなり危険なことなんです。

十分、注意して下さいね。

相見積もりをとる際の注意点

相見積もりをとる際の注意点としては2点あります。

一つ目は査定を受けるまでに事前にマンションの売却価格の相場を知っておくことです。

売却価格の相場がわかっていれば、不当に安い、もしくは高い査定がなされた時にすぐにそれと判断することができますので。

なお、マンションの売却価格の相場はインターネットで物件情報サイトなどを見れば大体のところは把握できるはずです。

2つ目は査定を受ける度にその査定価格の根拠をしっかりと示してもらうことです。

査定価格の根拠をしっかりと示してもらえば、どの不動産会社の査定が最も信頼に値するものなのかは素人さんでもなんとなくは判断がつくはずです。

営業マンの話にしっかりと耳を傾けて、的確にジャッジするようにして下さい。

なお、不動産の査定をするにあたって、査定価格の根拠を示すことは宅建業法上の宅地建物取引業者(不動産会社のこと)の義務です。

この義務を果たさないということは、最低限の法律も遵守することができない不動産会社ということになりますので、その時点で大切なマンションの売却を依頼する相手としては不適格と考えるようにして下さい。

相見積もりをとった後の断り方は?

マンションの売却に際して相見積もりをとった後の断り方が不安ということですが、これに関しては率直に「申し訳ありませんが今回は他社さんにお願いすることにしました。」と断られれば問題ありません。

大半の不動産会社及びその営業マンは、本意ではないにしろ、それで引き下がってくれるはずです。

ただ、ご質問者さんがご心配されているとおり、どうしても断っても断ってもつきまとってくる、しつこい不動産会社というのはあるものです。

そういった場合には、電話に出ないようにするとか、なるべく接触を避ける方法で、向こうがあきらめてくれるのを待つのが無難です。

実は「勧誘を断ったあとの勧誘の継続」というのは宅建業法違反なので、その点を指摘してもいいのですが、行儀の悪い不動産会社を相手にことさらに法律を振り回しても、かえって相手を刺激することにもなりかねませんので、なるべくなら、ほっておくことによって、ほとぼりが冷めるのを待ちましょう。

なお、そういった行儀の悪い不動産会社と関りをもつことを確実に避けたいという場合には不動産の一括査定サイトを利用するのが無難です。

不動産の一括査定サイトは、スクリーニングすることによって、そういった行儀の悪い不動産会社を高い確率で排除していますので。

査定後に断る際にも多くの場合、システム上で簡単に断ることができますので、断る負担を少しでも減らしたいという場合にはおすすめです。

まとめ

・マンションの売却に際しては相見積もりというか、絶対に複数の不動産会社の査定を受けるべきである。

・マンション売却時に相見積もりをとる際の注意点は以下の2つ。

  1. 事前にマンションの売却価格の相場を知っておく。
  2. 査定を受ける度にその査定価格の根拠をしっかりと示してもらう。

・相見積もりをとった後の断り方は率直に「申し訳ありませんが今回は他社さんにお願いすることにしました。」と良い。

行儀の悪い不動産会社にしつこくつきまとわれることを確実に避けたいなら、不動産の一括査定サイトを利用するのがおすすめである。

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